taichi murakami(タイチムラカミ)とは
デザイナー村上太一氏。
もともとはm.a+(エムエークロス)のマウリツィオ・アマデイ氏のもとで仕事をしていました。
エムエークロスの拠点であるイタリアはクリスチャンポエルやカルペディエムなど、次世代のアプローチで服づくりを行うブランドがさかんな地。
そこでパターンメイキングやデザインのアシスタント、生地開発などのクリエイションに深く関わり、それを昇華して独自の服づくりをするため日本へと戻ります。
2013年から自身の名を冠したブランドとして「taichi murakami」をスタートします。
日本人デザイナーでも類を見ない柔軟な発想とアプローチで、機能的でありながらワードローブとして日常に落とし込まれる服を生み出しています。
それはまさに時代の移り変わりで消費されてしまう「ファッション」の先を見せてくれているよう。
まさに「Next in Fashion」を体現する服づくりといえるでしょう。
ではどのようなところがtaichi murakamiをそう言わせしめるのか。
ここからは例を挙げながらもう少し深くまで見ていきましょう。
相反する要素の両立
taichi murakamiの服づくりの興味深い点。
それは今までにない素材使いやパターンメイキングをとことん追求していることでしょう。
そしてそれらはビジュアルがかっこいいだけでなく機能性の向上など明確な目的をもっておこなわれています。
世間で定義されるアルチザンブランドとはこういった挑戦的・実験的なアプローチで服づくりを行うブランドが多いわけですが、とりわけtaichi murakamiのアプローチはその中でもかなり特殊だと感じます。
それは目的が相反する二つの要素であること。
そしてそれらを同時に満たす服づくり(生地開発)をしていること。
この文章だけだとすこしわかりにくいと思いますので例を挙げながらご紹介していきましょう。
軽さと強度の両立
軽さを追求した生地というのは多くあります。
打ち込みを甘くすれば柔らかな生地はできますし、ナイロンなどの素材を使えば風にゆれる軽い生地を作ることもできます。
しかしtaichi murakamiが目指すのは軽さと強度(この場合はビジュアル的な硬さも含みます)の両立。
軽く作ると服が柔らかな風合いになってしまいますし、強度のある生地だと軽くなくなってしまいます。
頼もしいツラ感に仕上げつつ軽く仕上げるというのはなかなかに頭を使うわけですね。
具体的には和紙100%のこちらの生地は紙の繊維を高密度強撚糸で織り上げて表面の硬さと涼しさ、軽さを両立させています。またこちらは薄手のハイカウントシルク生地にポリエチレンコーティングを施し、軽くもハリのある強い生地に仕上げています。
このように軽さを強度を両立した服は薄着になる春夏の着こなしの際に一枚でもかっこいいようなツラ感を演出してくれます。
丈夫さと着心地の両立
taichi murakamiはさらに丈夫さと着心地に関しても両立させています。
先ほどの強度と通じる要素でもありますね。
丈夫さを上げるためには硬い生地を使えばいいのですが、そうなると着心地も硬くなり悪くなってしまいます。
硬くて着心地を悪くしない生地としてtaichi murakamiがよく使う生地にヘビージャージーなどがありますね。
手触りはとても堅牢で、それでいてジャージー(編み)生地なのでバイアス方向への伸びがよく身体に馴染みます。
また、生地だけではなくパターンメイキングテクニックによる構築的なつくりが着心地・そしてシルエットをよりよくしていす。
これについては次の章でご紹介しますね。
パターンメイキングの妙
taichi murakamiのパターンメイキングの技術の高さはアルチザンブランドの中でも群をぬいています。
パターンの巧みさ、というのは文字では非常に伝わりづらく、また写真で見てもわかりにくいものです。
できる限り言語化してお伝えしますのでなにか一片でも感じとっていただければ幸いです。
Round Back(ラウンドバック)
taichi murakami特有の背中でラウンドするラグランパターン。
僧帽筋に沿って首から肩、そしてそのまま袖へと流れる曲線的なパターンは筋肉のかたち(可動箇所)に配慮してつくられているので動いたときにシーム(縫い目)が運動を妨げません。
縫い目がないということはその部分から壊れてくるのを防ぐことができます。
後身頃はセンターシームなしで大きく一枚でとられたパターン。
センターシームがないので背中を曲げたときに負荷がかかるシームがありません。
人間は前屈みの動きがほとんどなので、その特性をよく理解したパターンメイキングとなっていますね。
Half Raglan(ハーフラグラン)
背面はround backというラグランであることがわかりましたが、ラグランにもデメリットはあります。
肩まわりに沿うので逆にリラックス感が強くなりすぎてしまうのです。
まあ、これはそういった雰囲気を出したい際にはメリットにもなりえるのですが。
シャツやジャケットなどは、やはりある程度頼もしい表情を演出したい。
taichi murakamiはround backの着心地とツラ感を両立するためhalf raglan(ハーフラグラン)というパターンで仕上げています。
これは文字通り半分だけラグランスリーブ、ということ。
前はセットインスリーブ(いわゆる普通の袖つけ)になっていて、肩山の位置で後ろのラグランへと切り替わるとても構築的なつくりになっています。
P.R.PATTERSONやCarol Christian Poell、LAYER-0などもhalf raglanの考え方でパターンメイキングされています。(パターンは同じではないですが)。
taichi murakamiのトップス、アウター類は大体がこのパターンになっていて、縫製処理も袋縫いでステッチが見えないのでアナトミカル(人体工学的)なパターンでありながらそれを感じさせないカームなつくりになっています。
Origami Sleeve(オリガミスリーブ)
その名のとおり、折り紙のように一枚の生地を折って構築された特殊な袖。
taichi murakamiの袖はとても撮影しにくいんです。そしてアイロンも当てにくい。
普通の袖のようにわかりやすい二枚袖ではないことと、立体的な構造をしているので平置きしたときの収まりがわるいんですが、逆をいえばそれだけ身体に沿わせることを徹底しているといえます。
また、平置きするとすこし太めに見える袖も着るとジャストなサイズ感だということがわかります。
肘の位置にシームがきて、そこで立体的にゆとりがつくられているので腕の曲がる方向に生地の余裕があるつくりになっています。
難解なパズルのような構造、それでいて着やすくて壊れにくい構造にもなっている…
どうやったらこんなパターンを思いつくんでしょうか…
常識にとらわれない生地
「軽さと丈夫さの両立」の項でも紹介しましたが、taichi murakamiの生地は常識にとらわれない発想と着眼点でつくられたユニークでイノベーティブなものばかりです。
ここではいくつか例にあげながら生地を見ていきましょう。
Masu Block(マス見本)
マス見本とは、機屋がサンプルとして見せるために持っているマス目状に異なる織糸で織られた生地見本のこと。
先染めした経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を変えながら織り、マス目ごとに異なる生地になるようにつくられています。
「こんな生地織れますよ」というのを見せるわけですね。
つまりこのマス見本は服を作るための生地ではないのですが、taichi murakamiではこのマス見本でシャツを作っています。
一見すると普通のチェックシャツに見えますが、それぞれのマス目が先染め糸のジャガード(しかも緯糸も変えているのですごく手間です)なのでこれをシャツ生地として一から作るとまったく採算のあわない生地が出来上がります。
市販に出回ることはないとても貴重な生地ですね。
Ramie Steel(ラミースチール)
ラミーに金属繊維を混ぜて織られた生地。
硬く丈夫で独特の光沢をもっており、関節部分には鋭利なシワを生みます。
表面が摩耗すると繊維が起毛したような表情になるのも特徴。
強度と独特の経年変化を併せもつユニークな生地です。
SILVER925 Oxisidized(シルバーオキシダイズ)
ナイロンにシルバーをコーティングした生地。
経年変化によって黒く表情が変わっていきます。
ナイロンを含む化学繊維は強度と薄さ・軽さはありますが表情が変わらないという側面があります。
シルバーでコーティングすることで経年変化の要素を加え、強度面でも(若干の?)パワーアップをもたらしています。
Carbon Printed(カーボンプリント)
先のシルバーオキシダイズドと近いアプローチ。
白い生地にプリントを施し、着込むことでそれが薄れていってデニムの色落ちのような表情へと変化していきます。
目的をもったパーツ使い
taichi murakamiの魅力は生地やパターンだけではありません。
服に使われているパーツたちはそのパーツの役割をより果たせるようにアップデートされています。
いくつかご紹介しましょう。
ボタンやリベットはシルバー925を使用。
服の「顔」になる部分に強度とかっこよさを両立したパーツを使用しています。
またコード(紐)にはスチール混の生地を使用しており引っぱり強度と摩擦に強くなっています。
ポケットにはマチを広げ、ダメージがかかる箇所から布を避けるためのジップ使い。
ジップトップはロック式のEXCELLAを使用しています。
裏地には軽さと丈夫さの両立としてタイベックという生地を使用。
またテーピングによるシームのステッチ処理や、接着芯による強度とハリを上げるディテールなどなど…
たくさんの目的とそれに対するアプローチであふれている、本当にわくわくする服たちです。
生地、パターン、そして素材使い…
これらがすべて揃ってはじめてtaichi murakamiといえるのかもしれません。
taichi murakami(タイチムラカミ)のモデル一覧
ここからは実際にtaichi murakamiのものづくりをアイテム別に見ていきましょう。
なお、掲載しているアイテムは(在庫があれば)購入可能です。
購入ボタンを押すとそのまま購入ページに行ってしまってサイズとか素材が見られないのでもし実際に欲しいな、という方はこちらの一覧から見ていただくと良いかもしれません。
taichi murakamiの商品一覧
INSIDE SHIRTS(インサイドシャツ)
taichi murakamiの定番シャツ。
胸ポケットが内側(INSIDE)にあるシャツです。
素材や色を替えて多くのシーズンでリリースされています。
こちらは先ほど解説したマス見本を使用したもの。
↓Size 5
↓Size 6
こちらは秋冬用のカシミヤ100%のタイプ。
豆知識ですが14AWまでのボタンはシルバーの棒状のボタン、それ以降は輪状のボタンになるのでシーズン判別ができます。
こちらのカシミヤインサイドシャツは2014AWのアイテムですね。
OUTSIDE SHIRTS(アウトサイドシャツ)
INSIDE SHIRTSと対をなすOUTSIDE SHIRTS。
基本的な形は同じですが縫製処理やパーツのパターン取りに違いがあります。
ポケットは外づけ。衿パーツは台襟と上襟でパターンを分けてオーバーロックで縫い合わせています。
素材はいろいろありますがこの白いシャツはHigh Count Ramie。
高密度に織られたラミーで軽いですが強度があります。
色違いで春夏らしいターコイズの色も。
High Count Cottonの綿タイプもあります。
こちらは墨黒。
DUNGAREE SHIRTS(ダンガリーシャツ)
↓Size 5
↓Size 6
↓Size 7
こちらも見たことある方、多いんじゃないでしょうか。
定番のダンガリーシャツ。
シンプルなシャツに見えますが素材に特徴があります。
表面の光沢のある黒はプリントによるもの。生地の裏を見てもらえればわかりますがもともとは白い生地なのです。
織は平織ですが綾織のデニムのような風合いですね。
こちらは着込んだもの。
アタリがでて本当にデニムのような風合いになっています。
肘部分には着ジワによる色落ちなどもはいってくるので育てる要素の強いアイテムです。
こちらは先ほどのものより薄手の生地にプリントしたもの。
より春夏での着用に適したシャツになります。
PULLOVER(プルオーバー)
ジップパーカー。
アシンメトリーに走るセンタージップが特徴です。
combined weave knitという表記のコットンが使われており、生産はコーウィーラッセル機という編み機で行います。
「布帛(織物)とニット(編み物)の結合」を実現した編み機でジャージーでありながら織物に近い生地を作ることができ、ニットの一方向に伸びやすいというデメリットを克服しています。
織物よりは身体の動きを妨げず、編み物ほど伸びすぎない、まさにパーカーの素材としてうってつけの生地です。
FLIGHT JACKET(フライトジャケット)
襟つきのジップアップブルゾン。
特徴はなんといっても生地の加工。
シルクにポリエチレン加工を施し、軽さと丈夫さを兼ね備えた生地になっています。
袖や裾のリブはヘビージャージー素材を使用し伸縮性と堅さを両立。
ポケットの立体的に拡張するマチの取り方も面白いですね。
OVER COAT(オーバーコート)
ベンタイルミリクロスのような高密度コットンを使用したステンカラーコート。
ポケットは本体よりも生地量を多めにとっているので着たときには胴回りからAラインに広がるようなシルエットになります。裏地のワッフル生地は今治のタオル地を使用しており軽くて肌ざわりの良い生地選び。
マックコートを現代的にアップデートしたようなコートですね。
ANORAK(アノラック)
先ほどご紹介したSILVER OXIDISED生地のアノラックパーカ。
初めて見たときは本当に衝撃を受けました。
基本的には経年変化しないナイロン素材に「育てる」要素を加え、より風を通さない加工として銀でのコーティングを施しています。
ひたすら陽のあたるところに置いておくと左のように変化します。
通常の使用ではアタリが出てくるくらいの変化なのでここまで育てるのは大変かもしれません…
HIGH NECK JACKET(ハイネックジャケット)
ホースレザーのシングルライダース。
taichi murakamiではHIGH NECK JACKETという名前でリリースされています。
縫製処理はレザーの縫製とは思えないほど細やかな運針。
ステッチングがポエルのレザージャケットにとても似ています。
すごくおすすめだったのですがコラムを書く前に売れてしまいました…
CARDIGAN(カーディガン)
カシミヤを裏起毛のパイル仕立てにしたジャージー素材。
パーツは基本断ち切りで構成されています。
前たて部分も断ち切り。
普通二枚で厚みを出して…とか考えそうなものですが、断ち切りで軽く仕上げるために裏に接着芯を貼って強度を出しています。
柔軟な発想から生み出される服は見ていてすごく面白いですね。
T-SHIRTS(Tシャツ)
こちらもtaichi murakami定番のT-SHIRTS。
T-SHIRTSと名乗ってはいますが、あくまで形だけの話です。
カシミヤのジャージー素材を使用したロングスリーブのトップス、これは一般でいうセーターに定義されるアイテムなんですがtaichi murakamiではこれもT-SHIRTSと分類されています。
ユニークなパターンメイキングが特徴で、胴が一枚パターンでとられており裾に入った横むきのダーツとシルエットの補正の効果も担っています。
もちろんいわゆるTシャツもあります。
こちらは薄手のコットン素材の半袖タイプ。
OVERSIZED T-SHIRTS(オーバーサイズドTシャツ)
オーバーサイズのカットソー。
こちらもパターン、というか作り方がすごく面白いアイテムです。
このカットソーはジャージー素材をパターン状に切り抜いて縫製することで完成します。
一度の裁断でボディが完成するのです。
さらにこのパターンだと袖つけのシームがないのでオーバーサイズに着こなす際に肩線がなく、どのような体型の人にも合いやすいという利点があります。
製品染めを施したものもあります。
(追記 : グリーンは完売してしまいました。)
MIRROR T-SHIRTS(ミラーTシャツ)
↓Size 5
↓Size 6
MIRROR T-SHIRTS。
その名のとおりパターンが鏡合わせになったアイテムです。
どういうことかと言うと…
このように2つのカットソーが裾で繋がっており、片側がもう片側の内側にはいりこむことでレイヤードのカットソーになります。
↓Size 5
↓Size 6
ただ、MIRROR T-SHIRTSといいながらなぜかシングル(一枚のみ)のタイプがあります。
ミラーちゃうやん、とツッコミたくなりますが、もしかしたらなにか理由があるのかもしれません。
どなたか知っていたら教えてください。
比べてみるとこんな感じ。
割と違いがわかりますね。
↓Size 5
↓Size 6
黒×白のツートンもあります。
どちらを表にするかで二色とも楽しむことができます。
普通に考えて二回カットソーを作って一枚として売っているので手間は通常の倍かかっているわけですね。
↓Size 5
↓Size 6
コットンカシミヤで作られたシングルタイプもストックがございます。
SHIRTS JACKET(シャツジャケット)
ヘビーラミーを使用したシャツジャケット。
裏なしの構造ですがハリ感のある生地なので羽織りとしての着用が良さそうです。
こちらも売れてしまいました…
DERBY UN-NORWEGIAN(ダービー アンノルウィージャン)
コードヴァンを使用したダービーシューズ。
甲は高く、トゥにかけて急激にくびれるつくりは様々なアルチザン靴と見比べてもなかなかないフォルムです。
シューレースもスチール(鉄繊維)で織られているので強度と摩擦に強い作りになっています。
JEANS(ジーンズ)
ジャージー素材を使用したJEANS。
ややカーブ気味のシルエットと立体的なパターンメイキングが特徴で、堅い生地ながら身体に柔らかく纏います。
SWEAT PANTS SHORT(スウェットパンツショート)
柔らかいジャージー素材を使用したSWEAT PANTSのショートタイプ。
リブ部分はヘビージャージーを使用しており堅さと伸縮性を両立しています。
こちらは後染めを施していますね。
レザータイプはカンガルーレザーを使用しており、暑くて履きにくいレザーパンツのイメージを払拭するような軽さを実現しています。
LOW-CROTCH TROUSERS(ロークロッチトラウザーズ)
↓Size 5
↓Size 6
股下で交差するパターンが特徴。
これもはじめて見たとき衝撃を受けた記憶があります。
右足前のパターンが股下で左足後ろのパターンに繋がっています。
クロッチパターン(股下を破れないようにするためのパターン)をパターンを切り替えることなく実現しています。
そして驚くべきはこの構造でちゃんと履きやすいということ。
思いついたとしても完成品にできるのが本当にすごいです。
薄手でハリのあるラミー生地のものもございます。
JEANS CROPPED 9(ジーンズクロップド9)
↓Size 5
↓Size 6
先ほどのJEANSのクロップドタイプ。
素材は上のLOW-CROTCH TROUSERSと同じハイカウントラミーを使用しています。
白のジーンズは一見抵抗がありますがチノ生地のような光沢があり、いやらしさがありません。
CROPPED 9の「9」は9分丈のことですかね。
MILITARY PANTS(ミリタリーパンツ)
さまざまな素材でリリースされているMILITARY PANTS。
膝部分の立体プリーツが印象的な一着。
裾は付属のドローコードとボタンで緩まないようにロックすることでリブ部分を内側に格納しクロップド丈で履くことができます。
こちらは春夏のコットンリネンタイプ。
こちらはハリコシのあるコットンリネン。
ドローコードがないタイプになります。
STOLE(ストール)
INSIDE SHIRTSにも使用されていたカシミヤ生地と同素材のストール。
セルビッチをそのまま使用しておりステッチをあてることなく軽い仕上がりになっています。
このように生地の特性や性質をうまく活かしてアイテムに落とし込んでいるものはシンプルに見えても上質に感じられますね。
SHORT PANTS(ショートパンツ)
ヘビーリネンで作られたショートパンツ。
立体的に展開するポケットのマチが特徴です。
HENLEYNECK T-SHIRTS(ヘンリーネックTシャツ)
先ほどご紹介したT-SHIRTSのヘンリーネック版。
素材は和紙100%。
涼しさと堅さを両立させた素材選びになっています。
やや細身なシルエットですがカーブした袖のパターンで動きを妨げにくくなっています。
希少な1st COLLECTION
↓Size 5
↓Size 6
こちらブルゾンはHIGH NECK JACKETの初期型、パンツはSWEAT PANTSの初期型でしょうか。
今とディテールが違うのが見てとれます。
このアイテムたちにはブランドタグがついていません。
独自のパターンメイキングに関しては初期のころからその兆候が見られますね。
以上ご紹介した商品は販売可能ですので気になるものございましたらご連絡いただければ対応させていただきます。
taichi murakamiの商品一覧
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